花火の神様

雨でもやるんですか?
雲行きが怪しくなると いつも決まったお問合せ

雨が降っても 華を咲かせます
熱海の花火は有名です

そして なかなかどうして
朝から降り続いた雨も
打ち上げの5分前迄降っていた雨も
なんだか 止んでしまう
花火の神様が住んでいる熱海

昨年からの異常な状況に
神様も鳴りを潜める

観覧席からの花火鑑賞も迫力満点!

昭和27年から始まった 熱海海上花火大会
2021年(令和3)夏で70年目を迎えるはずでした
さかのぼること、昭和24年8日31日「キティー台風」による高波で
海岸地区140戸あまりの家屋が流失する災害
そして翌昭和25年には「熱海駅前火災」
更にその10日後には中心街の979戸が焼失した熱海の大火
新かどやの前身である新角玉(しんかどたま)旅館も その姿を消しました
その後の復興に向け 地元市民による努力が続いたそうです
街の復興とその努力に報いるべく 昭和27年に花火を打ち上げたのが始まりです

海遊亭 客室専用露天風呂から花火を独占!

熱海伊豆山の土石流 
新型コロナウィルスにより発令されたまん延防止措置…
     我慢の年となります
熱海の灯を消してしまわないよう
復興へ向け一致団結をして精進して参ります
熱海ならいつか必ず もとの姿に戻れると確信していますが
皆様のご協力とご支援があればこそです!
これからもよろしくお願い申し上げます!

花火の神様ですが
今は伊豆山を見守ってくれていることでしょう
未だ 行方の分からない方々が
一瞬でも早く ご家族のもとへ還れますよう
祈り続けます

海にも映る 光の華

そしていつか鎮魂の花火を
熱海の夜空に

新かどや

熱海伊豆山土石流から、今日で1か月

現在、8月3日水曜日 午前9時50分
1か月前の7月3日土曜日に、それは起きました。
本日ご出発のお客様の対応、ご到着されるお客様のお仕度に追われる時間帯。

時間は進み、10時28分に、それは起きました。
お馴染み様、旅行会社の方、本日宿泊予定の方から続々と電話、LINE、メール。
テレビを観ている時間ではないわたくしたちは寝耳に水。
伊豆山近くの方から送られてきた動画を観たときの衝撃は計り知れません。
一度観ただけで、いたたまれず、その後のニュースは目を逸らしてしまいました…

もう1か月

お亡くなりになられた方々のご冥福と、
未だ行方がわからない方々が、一瞬でも早く、ご家族のもとへ還れますよう、祈念してやみません。

2021年8月3日伊豆新聞

黙祷を。