新かどやのお米は!韮山ファーム♪

爽快です!


新かどやでお出ししているお米の仕入れ先であります韮山ファームの岩崎さんを訪ねに、伊豆の国市の田方平野まで行ってまいりました。
この田方平野、天城山の綺麗な雪解け水が狩野川によって運ばれ、昔からお米作りの盛んな土地で、岩崎さんはこの地で11代も続く農家に生まれ育ちました。
20代のころから家業を継ぎ、お米作りに熱心に取り組んでいましたが、度重なる狩野川の氾濫、江川太郎左衛門によって1800年に整備されたきりの用水路の老朽化に悩まされていたそうです。40代半ば、こんな状態では納得のいく美味しいお米は栽培できない!と一念発起し、当時の韮山町議会議員に立候補、当選を果たします。

農業発展の為、議員さんになって頑張りました!


町会議員になって、まず取り組んだのは用水路の改修工事。20億の融資を調達するには時間は掛かりましたが、日本政府に掛け合って、2020年、用水路が整備され、天城山の綺麗なお水が効率よく田圃に注がれ、田方平野一帯の生産性向上に貢献します。こうして、田方平野の農地改良のため、自治体や国と共に、精力的に活動を続けてらっしゃいます。

用水路と岩崎さん。楽しいお話をたくさんしていただきました♪


しかし、岩崎さんはおっしゃいます。美味しいお米作りに欠かせないのは、綺麗なお水の調達だけではありません。良質な土、健康な土作りが欠かせないと。農薬を極力使用せず、炭や米ぬかなどの有機質肥料を使う減農薬栽培に取り組んでいらっしゃいます。

トラクターは3台!


炭は直接圃場に散布するだけでなく、餌に炭を混ぜて育てられた健康な家畜の炭入り完熟堆肥を使用したり、田植え後すぐにペレット状にした米ぬかを動力散布機で撒いて耕しています。このような完熟堆肥、有機質肥料を使うことによって稲穂の根の張りを良くし、綺麗な水を吸収し易くすることで、生育の良い糖度の高いお米が作れるのだそうです。その上、完熟堆肥はバクテリアの働きにより80度の高温に達し、雑草の種子や雑菌類を死滅させ、防虫、除草の効果もあるそうです。
炭を使った独自の栽培方法により、糖度も高く、粘りも強い、減農薬の安心安全な美味しいお米を提供することができるのです。
新かどやでは、岩崎さんが大切に育ててくれたお米を直接送っていただき、土鍋で炊いてお客様に提供をさせていただいております。是非、ご来館の際は、ご賞味いただければと思います。

さわわ~ さわわ~